2012/05/10

11.ARAKAWAS


19歳のゼンパン・アラカワが、ワイパフにあるサトウキビ農園で "飲水配給係" 
として働くために沖縄から移住してきたのは、1904年(明治37年)のことだった。
その後アラカワは1台の足踏みミシンを手に入れ、既製のシャツやズボンをほどいては縫いもどすという独学で、縫製を自分のものにした。
そして、食材を運ぶためのカウカウバックや、足袋などの商品の他に、パラカのワークシャツを1枚75セントで売り出した。
アラカワが経営する仕立て屋は、後にハワイ最大のデパートとなった。


1909年(明治42年)〜1995年(平成7年)4月2日